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くやしいなあ [テレビ番組制作日誌]

ケイタイの着信に気がつかなかった。
留守電にメッセージが残っていたので聞くと、2年ほど前に随分長い間滞在して取材をしたフリースクールからだった。
なんでも、ローカル局が取材に入って番組を作った。その放送があるとのこと。
放送は全国だ。

きっとその時間は家にいないだろうと思ったので、録画して見る。
いじめや不登校、非行を経験した子供たちの明るい笑顔がそこにあった。

僕は取材後も何度か訪ねている。
その度に、居心地のよさを感じる。

番組は、部分的に言いたいこともある作りだったけど、それはまあ。
以前長尺の企画を書いたけど通らなかった。自分だったらこうするのにと歯がゆい思いで見た。

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15時間、それから [テレビ番組制作日誌]

企画を出してから、放送までがほんとうに「あっ」と言う間だった三谷さんの15時間番組。おかげさまで「割と」評判がいい「かも」。
いろいろあったけど、無事終わってよかった。

その番組のMAの日からオフラインで、明日MAの番組が1つ。
そのオフライン中にロケハンに行って、来週ロケのものが1つ。
明日中に書かなきゃな企画が5つ!(ペラいちだけど)

休めなくてもいい(ほんとは休みたい!)けど、考える時間が欲しい。って書いてたら電気が消えた。今月から省エネの為、夜は自動で電気が消える。申請しないと真っ暗な中で仕事をするはめに。なんだか怖いから今日は帰ろう。日をまたがずに帰るのは何日ぶりだろう。
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凍えるロケ [テレビ番組制作日誌]

極寒の稚内や知床でもロケをしてきたけど、昨日はそれ以上に凍えるロケ。
場所は…都内。

雨が降った午前中。
いろんな事情で撮影中止にも出来ないので、「雨」のシチュエーションで撮影。一応雨具は着ていたものの、服から靴のなかまでずぶ濡れに。さらに、この日の機材車は本来屋根のないトラック。急遽ビニールシートをかけたけど、やっぱり雨漏り…。

午後からは車両を牽引しての撮影。
雨はやんだけど急速に冷え込み、例の機材車はすきま風で極寒に。制作に毛布を入れてもらったけど、一度濡れてる服に体温は吸い取られ、間接が徐々に動かなくなる。

牽引されている車両を運転しているのは三谷さん。車の中ではホットなトークが展開され、機材車の中にはその様子がスピーカーから聞こえる。寒くて凍えていたけど、大爆笑。

3時間ほどの都内ドライブが終わり、急ぎホテルの一室へ。
今度は別番組のインタビューで、再び三谷さんと向き合う。
こちらは、結構まじめな?インタビューなのでギャップが激しい。
思わず三谷さんからも「大変ですね」と言われるほど。でも、実際は撮影されている三谷さんの方が何倍も大変だと思う。
このインタビューも興味深い話を聞くことができた。

トップスの公演も残りわずか。
その取材も残しつつ、都内ドライブの様子は4月頭には放送。
編集が間に合わない!と叫んでいたのに、いろんなトラブルでまだ編集が開始できていない。明日はまた別の番組のロケだ。

忙しいけど、なんだか楽しい。




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幕が開けて [テレビ番組制作日誌]

17日はゲネ。三谷さんの入りを取材しようと準備してたら、連絡が。急遽気になることができて、もう既に劇場に入ったとのこと。
急いで向かい取材開始。
デジだったけど、すごくいい取材が出来た。オモシロい。

18日初日。
まあ、いろいろありました。
会社にいると、いろんな人からチケットないよね〜?って聞かれる。まあ、なんとも、無理が利かないところ。

翌日、25日の取材で使う美術打ち合わせで麹町へ。
デザイナーを紹介される。
初めて会った方だけど、「昨日トップスにいましたよね」ときた。
なんでも、以前から東京サンシャインボーイズや三谷さんの舞台をデザインしてきた方だった。偶然ではなく、美術Pの粋な計らい。
今回のトップスの舞台も彼のデザイン。なんだか意外なところに関係者が。インタビューしたいくらいだ。

技術打ち合わせに、レギュラー会議、ロケハンもありドタバタな一日。
でも、おかげで25日のことがすごく固まった。

ロケ楽しみ!!
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「奥」さん [テレビ番組制作日誌]

東京サンシャインボーイズ、通し稽古の取材。さすが注目さているだけあって、僕らを入れて3社が取材。本カメ3台、デジ2台が、決して広くはない(トップスのステージと同じサイズに囲ってあるので…)稽古場にひしめき合う。僕は他のカメラのとい面で撮影していたので、きっと見きれまくってるはず。

思いがけない人とあった。

現場に到着。ADと落ち合うと、彼女が「今日は奥さんが来ています」と言う。
ちょうど数日前に「かもめ食堂」をCSで見たばかりだったこともあり、何の疑いもなく「奥さん」であるあの女優さんが来ているんだと思った。「なぜ?」とは思ったけど、夫婦仲円満でそういうもんなのかなあと。

現場に入ると、本当に「奥さん」がいた。
でも、それはあの女優さんではなく、映像作家の「奥」秀太郎さん。

奥さん(秀太郎さんね)には、先日池袋で開催した野田秀樹さんのイベントで映像を担当してもらっている。
その時に、次の仕事の話なんかもしたんだけど、このサンシャインボーイズの映像を作ることは聞いてなかった。舞台映像では引く手数多だからなあ。まあ、その時は僕もこの取材は決まってなかったけど。
奥さんも、「あれ?なんであんたがここに?」的なリアクション。ええ、僕もどこにでも出現しますよ。

もう一人、びっくりする再会。
ある役者さんのマネージャー。北海道ロケに一緒に行って、美味しい思いをした方。今日は担当ではない役者さんに急遽付いてきたということだった。おたがい驚き。

通しが終わり、ストーリーが見えた。言うまでもなく、オモシロい。
西村さん、小林さん、それから甲本さんにインタビュー。甲本さんは当初予定になかったけど大好きな俳優さんなので、完全に個人的興味でお願いした。やっぱいい人だ!

三谷さんはもちろん、いまや引っ張りだこな俳優さんたちが集まっての稽古は、毎日夜開始。
稽古が終わり、撮影全てが終わって外に出る頃には日付が変わっていた。

あと2日で幕が開く。
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すごい贅沢 [テレビ番組制作日誌]

三谷幸喜さん絡みの番組制作中。
同時に2本作っているので頭の中がごっちゃだ。

1本はシチュエーションを決めたのでその中でフリートークをしていただく展開。明日ロケハン。これが非常にオモシロくなりそう。

もうひとつは短いながら、三谷さんが作品を作り上げていく過程を取材するモノ。ただいま稽古中で僕らは撮影中。僕らって言うのは、さすがに注目人だけあってただいま3社が撮影。通しでずっと取材するのは僕だけみたいだけど、狭い稽古場に本カメが3台、デジも回る。
この芝居、もういろんなところで話題になっているけど15年ぶりに東京サンシャインボーイズが復活するもの。小さなハコでの公演。トータルで1500人しか入ることができないらしい。もちろんチケットは即完売。噂で聞くに申し込みはその何十倍もあったとか。

初対面の三谷さんにかけられた初めての言葉は、「どこかであったことありますよね?」……
学生のときから芝居も見てる。「やっぱり猫が好き」は僕が大好きなテレビ番組のひとつだ。だから会ってたら忘れるはずないんですけど、心あたりがないんです、、、。

気持ちよく、順調に取材中。

充電に入ってから15年。三谷さんはもちろん、役者さんはそれぞれが独自の道を築かれている。今や引く手あまたの役者さんたちが多く顔を揃えた。
稽古場にいると、毎回なんだかすごい現場に来てるなあと実感。
次の取材が楽しみ!

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でも、ひきかえに… [テレビ番組制作日誌]

オートバイ運転で脳の機能向上、ストレス軽減も——川島教授とヤマハ発の研究

ホントかなあ?
でも、お腹は出てくるんだよなあ。歩かないからね〜。

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そうなんだよ、そういうこと、なんだけど… [テレビ番組制作日誌]

レギュラー番組のMA。
今日は3本録り、ディレクターも3人。
音付けのときに、初めて他のディレクターが作ったものを見る。

やっぱり、そういうときって自分のが一番オモシロいなあとか、今回はちょっと失敗したぜとか思いながらボクは見る。
他のディレクターが作ったものを見ながら、なんてまあ荒い編集だ…と思いながら見ていた。ボクよりもずっとキャリアのある人のものだ。ボクがADで床をなめてたときに、すでにディレクターをやってた。でも、同じ立場だから言う。編集下手だ。取材の狙いも浅い。
でも、なんだか変な引っかかりがある。オモシロいかは別として、「何か」が気になる。
そういうのってやっぱりナレーターさんも引っかかる。
終わってから話題になるのは、その「何か引っかかる」ところのこと。ボクの作ったものも、ナレーション収録が終わったときに、局のプロデューサーには「オモシロい」と言われた。でも、なんだか自分では納得できてない。

そうなんだ、結局うまくまとめても、「するっ」と終わってしまう。なにか、なにか分からないけど「何か」が引っかかりキモチ悪くても印象付くモノが心に残る。
それが、すばらしい番組と同等ではない。でも、まず見てもらえること。それってテレビでは一番大事な要素の一つなんだよなあ。

自分のは、なんだか「する」っと脇を抜けていった。

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イベント演出 [テレビ番組制作日誌]

クエストの縁で、野田秀樹さんと古田敦也さんのトークイベントを演出した。
年が明けてから準備し出して2ヶ月。ようやく本番。
テーマの縛りは厳しかったし、VTRはぎりぎりに完成。しかも指示と違うじゃん!っていうところもちょっとあり、まあ、難もあったけど内容的には非常にオモシロかった。お客さんの入りもよく、900人のキャパはほぼ満員。

客席の最後列の後ろに設置した演出ベースのボクと、進行の八塩さんとの連絡に、PCを使った。ボクがキーボードで打ったことに八塩さんが鋭く反応する。なんだかチャットみたいな感じだ。これはなかなかうまくいったかも。

こういうイベントは続くとオモシロいのになあと思ったところです。
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寂しいな、ちょっと。 [テレビ番組制作日誌]

ETV特集「目覚めよ身体,感覚の宇宙〜メディアアーティスト岩井俊雄の特別授業」
ようやく放送。珍しく嫁さんと見る。

企画は去年の8月に、会社のプロデューサーからもらった一本の電話で始まった。とはいえ、そんなにドラマティックなワケじゃないけど。

ある番組のMA中に知らないケイタイ番号から着信が…。
取材先の人かなあと思ったら、その社内プロデューサー。もちろん面識はあるし、挨拶はするけど、ほとんど話したことはない方だ。だからケイタイの番号も知らなかったし、登録してなかった。

内容は、岩井さんが特別授業をやるんだけど取材しないか…とのこと。さらに岩井さんがボクを指名してきたという。それは断れないじゃないですか。
岩井さんとは3、4年前に一度対談番組に出演していただいて以来、お互い歳の近い子どもがいることからか、絵本が出れば送っていただいたり、イベントや番組があると教えていただくような関係だった。

さっそくプロデューサーと会い、明後日までに企画書にしろという、優しい言葉を頂いて、待機中にロケ車の中で企画書を仕上げた。事前に岩井さんがNHK側と話していただいていたこともあり、無事成立。岩井さんとも何度か打ち合わせをして、番組の方向性を提案した。

ほぼ同時に撮影も開始して、この頃はカメラマンも決まっていないので、ボクが一人でデジをかついで撮影に…という感じ。でも、この画が最終的にはかなり使われることになる。

社内のプロデューサーは、企画を持ってきた方ではなく、結局旧知の友人に頼んでいたんだけど、NHKとの仕事が多い彼に「打ち合わせやチェックはボールペンのインクが無くなるくらいノートに書き込むから、あたらしいペンを用意した方がいい」という名言を頂き、度肝を抜かされた。

今回、局側の担当者も岩井さんと幾度か仕事をされたことがある方。初めてあったのは徹夜でロケ構成を仕上げ、持っていった時。飄々としているもなかなか手強そう。これは、ホントにボールペン1本じゃ足りないかも…と思った。ところが、ボクの構成にざっと目を通すと「まあ、ロケが始まらないと分からないよね」と、非常に真っ当なことを言い残し、解散。あちらに到着してから、そこを出るまで、待ち時間を入れて10分弱。結局ノートには一文字も書かず。
この局のプロデューサーは本当にすごい方だった。現場にも何度か来たのでその場で相談にのってもらったし、編集中も非常に的確な指摘。ディレクターの意図をすごく尊重して、上の人と掛け合ってくれたりもした。

かなり初期の段階から、カメラを複数入れるつもりだったので、ディレクターを一人引きずり込んだ。結局はこれが大正解だった。ボクをたててくれつつ、現場での判断をある部分ゆだねられる。それにロケ後に毎回変わる方針を遅くまでつきあって一緒に悩んでくれた。

カメラは今回局側の技術さんを使うことになっていたので、すったもんだの挙げ句、トータルで30日ほどのロケ全てに来ることができるという理由で、30そこそこの若手カメラマン2名に決めた。

ロケは、想像以上に過酷。
まあ、それは自分の要求するところだったので、本気で楽しかったけど。

カメラマンとは声を荒げないまでも喧嘩し、編集さんとは声を荒げて喧嘩した。やり慣れてない環境や、なんというか、作法的なことにぶち切れた。まあ、他にもいろんなトラブルや窮地に戸惑ったし、その都度、一緒にやっていたプロデューサーやディレクターに支えられた。

いろんなことが面倒だと脅されたECSも、なぜか立場が強いので注意と言われたMAのミキサーさんも、すごく優秀で、者を作る姿勢に気合いの入った人だった。
音効さんは、大ベテラン。プロデューサーには今回の予算では受けてもらえないかも、、、と、またまた脅されたけど、あっさり決定。ホントにいい音を付けていただいた。

途中で訳あって(!)変わったアシスタントは、一応既にディレクターとして番組を作っている奴。「要領だけはいい??」彼にも、かなり助けられた。

とにかく、画面に入らない様々なところで、それにクレジットには載らなかった多くの人に、今回は本当に支えられた感じがするし、そういう人たちに恵まれた。すごくいい環境でモノを作ることができた。だからこそ、すごく責任も感じているけど。

実は、これで終わり…じゃないかもしれないので何とも言えないけど、放送に関しては終了。
放送を見ていて、時間が進むに連れて、なんだか少し寂しさを感じた。それくらい「作る」作業に愛着のあった番組。

はたして、どんな風に見ていただけたんだろうか。
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